大澤信亮

批評家・日本映画大学教授

FF創刊イベント第3弾

FF創刊イベント第3弾のご案内です。

FF創刊イベント第三弾のお知らせ(栗田) - Freeter’s Free Memorandum

フリーターは野宿者化する。というかすでにネットカフェなどで難民化している。ではフリーターと野宿者は共闘できるのか? その「共闘」にはもちろん、社会に対して共に権利を訴えることも含みますが、もう少し広い視点からとらえることも可能だと思います。たとえば、ある野宿者の人は、「一晩1500円でネットカフェに泊まるなら小屋に来りゃタダなのに」と言っていました。「小屋で暮らそう」と無理強いするのではなく、お金がないときに泊まれる避難場所として小屋があることを知ってほしい、それを撤去されないように出来る範囲で協力してほしい、と。

そんなわけで、シンポジウムというよりは交流会という感じで、みんなでいろいろ話し合ったり、野宿生活のフィールドワークをしたり、宴を開いたりします。もともと僕は、イベントに参加してパネラーの話を黙って座って聞くのが苦手だったので、「そういうのじゃないイベントをやりたいね」と組合員同士で話していたのです。

ちなみに、「支援活動に加われ」とか「問題意識が低い」とか言われるかもしれない、と心配な方はご安心を。野宿者問題とフリーター問題の関連に関心を持ってくれるだけで嬉しく、妙な無理強いをすることは絶対にありません。