大澤信亮

批評家・日本映画大学准教授

今月のイベント

今月参加するイベントを報告します。

12月9日 帝国ナイト
主催の大橋可也さんは、土方巽暗黒舞踏の系譜に位置する、注目の振付家・舞踏家です。コンテンポラリーダンス界で労働問題に関心を寄せている、僕の知る限り唯一の人です。今月末には新国立劇場小劇場で新作「帝国、エアリアル」を発表します。その前哨戦としてダンス批評家の木村覚さん、浅尾大輔さんと話します。

12月17日 秋葉語録隊
秋葉語録隊の南謙一さんは「宙ブラリ」というバンドでボーカルをやりつつ、自らの詩魂を高めるべく様々な活動をやってる熱い人です。今回は増山麗奈さんと「ロスジェネ」3号の前哨戦として、「エロス」についてのぶっちゃけトークを行う予定です。要注目。日程が合えば「ロスジェネ」2号の全国初売りになるかも?
12月23日 フリーターユニオン福岡
『フリーター論争2.0』にも参加してもらった小野俊彦さんは、僕の知る限り、同世代の「活動家」のなかでもっとも戦闘能力が高い人です(暴れるとか、強引という意味ではなく、根性が据わっている)。クリスマス前の福岡で『蟹工船』や渋谷の逮捕をテーマに、小野さん、フリーター全般労組の田野新一さんと路上の意義を問う予定。

あと今月発売の「思想地図」に「私小説的労働と組合」という柳田國男論を書きました。大塚英志さんの柳田論のモチーフである「私批判」を、農政官僚時代の柳田の組合論から再把握し、私小説的な「私」だけではなく、近代的な「私的所有」(に要請される労働型式と言語使用)をも批判し得る形式としての「組合」を論じました。