大澤信亮

批評家・日本映画大学准教授

應典院イベント(大阪)

直前ですが下記のシンポジウムに参加します。

6月13日 働く意味・仕事の未来(應典院)

ユニオンエクスタシーの小川恭平さんと井上昌哉さんは、京都大学非正規雇用職員の首切り問題で、学内を占拠して抗議運動をしています。僕自身も大学の非常勤講師ということで、あまり問題にされない大学非常勤講師の現状など、当事者の視点から話そうと思います。他にもいくつか論点を用意しています。
それとロスジェネ3号校了しました。今回のテーマは編集責任の増山麗奈さんが長年自らのテーマとしてきた「エロス」です。エロスジェネ。このテーマと表紙に躓く人にこそ読んでほしい。ブームに乗った無数の企画本と、人生そのものをぶつけることの違いを、その目で確かめてほしい。刊行イベントの計画も進めています。
同じ意味で、発売中の「文藝別冊 太宰治」に掲載されている、浅尾大輔さんの論考「「踏み絵」としての太宰(ユダ)」も読んでほしい。宮本顕治が切り捨てた太宰の「やさしさ」に寄り添うことで、逆に、宮本顕治的なもの=戦後の日本共産党的なものを切り返す姿勢は、浅尾さんの生き方そのものをぶつけられる思いがしました(もっとも困難な場所で自らの「敵」との「連帯」を身を持って示すこと)。ではそういう浅尾さんに向き合うとはどういうことか。まず、最低条件として、書かれた内容について云々する以前に、僕自身が困難な場所でこそ言葉を口にする習慣を身に付けることでしょう。この水準で受け止めない限り、すべての言論行為は、自分自身を滅ぼす危険な言葉遊びになってしまう。なので今はこれ以上は書きません。それに相応しい場所で書きます。