大澤信亮

批評家・日本映画大学教授

イベント告知

まず、先日の紀伊国屋イベントにご参加・ご協力頂いた方々に、心より感謝申し上げます。十分に議論を展開できなかった部分もありますが、あの場で話したことは引き続き考えていくつもりです。
その延長上になるのかどうかわかりませんが、来月、下記のトークイベントに出席します。
9月11日 ロスジェネ世代と考える90年代──オウムとは何だったのか 新宿ジュンク堂書店

出演者は『I LOVE 過激派』『カルト漂流記』の著書を持つ元過激派の早見慶子さん、オウム問題と真っ向から向き合ったアクチュアルな宗教学者島田裕巳さんです。僕は「神的」という言葉をしばしば批評で用いるのですが、それは人格神や特定宗教とは関係ない。むしろそれらを分解し、つなぎ直す力という意味を込めています。だから、それは「神」でも「自然」でもいいのですが、こういう話をするとすぐ「宗教か」という反応が来るので困る。僕はむしろ、真に宗教を批判し得る個人はどこにいるのか、実践はどこにあるのかを考えているのだから。

とにかく、神と信仰について本気で話すつもりですので、ぜひご参加ください。