大澤信亮

批評家・日本映画大学教授

2010-01-01から1年間の記事一覧

感謝

『神的批評』の刊行からほぼ一ヵ月経ちました。ネットで言及してくれた方々、言及せずともいち早く購入してくれた方々、それから、この本を売ろうと尽力して頂いた書店員の方々のおかげで、刊行一週間で増刷という好スタートが切れました。心より感謝いたし…

神的批評

僕の初めての単行本『神的批評』が刊行されます。 大澤信亮『神的批評』(新潮社)最初にお金を貰って原稿を書かせて頂いたのが9年前。それから本当に色々ありました。単行本の刊行が物書きの正式なデビューだとすれば、ずいぶん遅かったという感じがするか…

近況

遅ればせながら近況の仕事の報告です。『フェミニズムはだれのもの? フリーターズフリー対談集』とくに栗田隆子さんの奮闘に注目して欲しい。FF2号もそうでしたが、一人の女性が中心となり、様々な立場の人間と対等に議論し合う空間を作り上げたことの意…

ロスジェネ最終号

いよいよ「ロスジェネ」最終号の刊行です(予定の3月中に刊行できずに申し訳ありませんでした)。225ページ、ハードカバー、1000円(税別)。はっきり言って、刷った分が全冊売れても殆ど利益なしという価格設定なのですが、決定的なかたちで終わら…

終わりし十年の記念に

今月は自分にとって記念的な三つの仕事を発表します。まずはロスジェネ4号。じつは今回で最終号です。詳細はロスジェネHPの巻頭言を読んでください。僕は原稿用紙90枚ほどの浅尾大輔論、杉田俊介さんとの12時間を超える対話(原稿用紙600枚分)を…