大澤信亮

批評家・日本映画大学教授

2014-01-01から1年間の記事一覧

最近の仕事

このところ更新が滞っていたのでまとめて報告します。「新潮」10月号の「小林秀雄」第15回は林房雄と喜代美夫人について、11月号と12月号(第16回と第17回)は2回にわたって小林の戦前のドストエフスキー論について書きました。『永遠の良人』…

今月の仕事

「新潮」9月号の「小林秀雄」第14回は、1933年前後の日本共産党と「転向」について書きました。 この連載は小林秀雄という人を描くことを目標にしていますが、小林について知ろうとすると、小林の生きた時代について知らなければならない、ということ…

今月の仕事

「新潮」8月号の「小林秀雄」第13回は、「Xへの手紙」について書きました。 以下の文章は、「文學界」8月号に掲載される予定だった、杉田俊介氏『宮崎駿論 神々と子どもたちの物語』の書評です。担当とのやりとりは順調に進んでいたのですが、ゲラの再…

今月の仕事

「新潮」7月号の「小林秀雄」第12回は、「眠られぬ夜」と「おふえりや遺文」、それから坂本睦子と小林の関係について書きました。本日付の「産経新聞」に杉田俊介氏『宮崎駿論 神々と子どもたちの物語』の書評を書きました。なお、杉田氏の本については、…

今月の仕事

今月は大学の新学期の開始などで忙しく(今年一年、法政大学でもゼミと大学院を教えます)、報告が遅くなりました。「新潮」5月号の「小林秀雄」第11回は、初期の連載文芸時評の文芸面、とくに横光利一、谷崎潤一郎、室生犀星、里見紝について書きました…

今月の仕事

「新潮」4月号の「小林秀雄」第10回は、初期の連載文芸時評(「アシルと亀の子」以下)について、とくにマルクス主義者との論争について書きました。次回は文芸面について書きます。「群像」4月号で大澤真幸氏『〈世界史〉の哲学 東洋篇』の書評を書きま…

最近の仕事

「新潮」3月号の「小林秀雄」第9回は「様々なる意匠」について書きました。「群像」3月号で大澤真幸氏と対談しています。「波」3月号(今月27日発売)で古井由吉氏の『鐘の渡り』の書評を書きました。昨年末以来、大学の講義と入試業務、その合間に原…