大澤信亮

批評家・日本映画大学教授

プレカリアートな女たち

 FF創刊イベント第二弾のお知らせです。

Topics/フェア | オリオン書房

フリーターズフリー」創刊記念トークセッション
この生きづらさをもう「ないこと」にしない──プレカリアートな女たち

〜パネラー紹介〜

雨宮処凛(あまみや・かりん)

1975年、北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルを経て『生き地獄天国』(太田出版)で作家デビュー。近著に、『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)、『右翼と左翼はどうちがう?』(河出書房新社)。

貴戸理恵(きど・りえ)

1978年、福岡生まれ。現在、東京大学大学院博士課程在籍(社会学)。当事者の視点を重視しながら、子ども・若者と社会との繋がりについて考えている。著書に、『不登校は終わらない』(新曜社)、『コドモであり続けるためのスキル』(理論社)等。

栗田隆子(くりた・りゅうこ)/フリーターズフリー組合員

1973年、東京生まれ。『子どもたちが語る登校拒否』(世織書房)に経験者として寄稿。学生時はシモーヌ・ヴェイユについて研究。ミニコミ・評論紙等において不登校フェミニズムについての論考を発表。現在、国立保健医療科学院非常勤職員。

大澤信亮(おおさわ・のぶあき)/フリーターズフリー組合員(創刊号編集責任)

1976年、東京生まれ。物書き・編集者。現在、映画専門大学院大学助手。著作に、『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』(大塚英志との共著、角川書店)、「コンプレックス・パーソンズ」(「重力02」)、「マンガ・イデオロギー」(「comic新現実」)等。



6月24日(日)午後5時〜(開場4時半)

オリオン書房ノルテ店ラウンジにて

参加ご希望の方は恐れ入りますがノルテ店店頭・電話・メールにて
席のご予約をお願い申し上げます。
入場料としてお一人様につき500円頂戴いたします(当日精算)

オリオン書房ノルテ店
 立川市曙町2-42-1
  パークアベニュー3F
 TEL : 042-522-1231
 担当 : 白川(shirakawa@orionshobo.com)


「フリーター問題は女性労働問題である」。これはFFの重要なテーゼの一つなのですが(ようするにパート労働だからね。それが社会に全面化したと。現実的にもフリーターの6割は女性だし)、あまりそこから考えてる人はいないみたいですね。ようするに、女性の社会的な在り方について考えることは、フリーター問題を考えるときに欠かせない視点なわけです。しかも、女性運動の歴史は社会との戦いの歴史でもあったわけで、その遺産(負の遺産も含めて)をきっちり検討し、受け継ぐことがフリーター問題を次の局面に開くためのポイントになるはずです。


ってカタい話とは別に、女性3人のトークってあまりないですよね。どんな話になるのか想像も出来ませんが、同席できて嬉しいです。まあ、邪魔しないように気をつけるんで、現在フリーターの方や職場環境に悩んでいる方はもちろん、リストカット、鬱、精神障害不登校、対人恐怖、ひきこもりなど、社会不適応に悩んでる女性の方も、ぜひお三方の話を聞いてみてください。きっと気が楽になりますよ。

滅多にないチャンスなので、ご予約はどうぞお早めに!